台湾生活

台灣辦事處に、招き猫をお迎え

嗨〜!大家好,我是新田岳(ハ〜イ!皆さんこんにちは、新田岳です)。
先日配信されたポッドキャスト番組《ゆえさんとぐっぴーのテーネーな暮らし》第14回でもお話ししたように、最近になって心境に変化が生まれ、暮らしを楽しむことに目を向けられるようになってきました。少し前までは目にすることのなかった雑貨やアンティークを扱われるお店のSNSに、ご縁を感じる子が静かに佇んでいました——。

台湾の店先でよく見る、招き猫たち

僕が台湾に住むようになってから、大型百貨店を除く小売店や飲食店、屋台の店頭には陶器やプラスチック製の招き猫が飾られていることが多いということに気づき驚きました。日本でお馴染みの表情や姿のデザインもあれば、上げ(招い)ている腕が巨大化した筋骨隆々の金色に輝くデザインがあったり(!)、また招き猫の専門店もあるくらいなので、発祥地である日本よりももっと身近に感じられる縁起物となっています。
そんなこともあって、弊社の台灣辦事處(日商巧比飛思股份有限公司)にも「いつかお迎えできたら」と考えていました。

縁起物の《招財貓》としてだけでなく

柔らかな陶土を専用の道具《一珍(イッチン)》を用いて立体的に装飾する技法《盛》によって、繊細かつ多彩に模様を施された九谷焼の招き猫(招財貓:zhāo cái māo)に一目惚れした僕は、その翌日には取り扱われていた〈壹玖捌參〉さんへ伺うべく、台中市は清水区行きのバスに乗っていました!(笑)
まず、アンティークとは思えないほど非常に綺麗な状態であったことに驚き、その姿からこれまで所有されていた方がとても大切にされていた様子をうかがい知ることができました。前掛けには《福》の文字、腹部には《宝船》が描かれていて、なんとも有り難いデザインです。右手を上げていますので、金運や幸運を招く猫ですね(ちなみに、左手を上げている猫は人脈を招くそうです)。コロンとした可愛らしい表情も大変気に入っています。
また、改めてじっくり眺めてみると……、幾重にも描かれた細かな装飾にただただ感心するばかりで見飽きることがありません。自身の器好きが高じて知る《盛》や《一珍》がどういったものかを知りつつ、制作に際してどれほどの神経と技術が注がれたのだろうと考えます。縁起物としてだけではなく“ひとつの作品”としても、どこか有り難みを感じています。

ご縁に感謝して

九谷焼とは、石川県を代表する伝統工芸品です。いずれかの時代に日本で生まれ、どなたかの手を経た後、巡りめぐって台湾へ来て、今、弊社にお迎えできたことをとても嬉しく思っています。コーポレートスローガンにある通り“ひとりでも多くの笑顔に繋がる価値を創造”すべく、今後もより一層ご縁を紡ぎながら業務に励んでいきます。

それでは、今日はこの辺で。
謝謝大家、掰掰〜!(皆さん、有難うございます。バイバ〜イ!)

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