台湾生活

沸る緑の血

  嗨〜!大家好,我是新田岳(ハ〜イ!皆さんこんにちは、新田岳です)。
例年に比べると少し遅めとはいえ、連日30度越えという台湾の夏がついにやってきました。園芸が趣味の僕にとっては、台湾の非常に強い日差しだけでなく、高温多湿であることが品種によっては痛みとなることもあるので気をつけなければなりません。

緑の血は、祖父譲り

  僕の祖父は、盆栽から小規模ながらみかん畑を手がけるような手先の器用な人でした。自分専用の温室ハウスを自作してしまうほどその熱意は凄く、祖母が常々眉を顰(ひそ)めるほど。そんな祖父の影響もあってか、東京での僕の暮らしでは季節の花々や果実など多種多様な緑たちがバルコニーに溢れていました。

台湾移住への道連れに

  台湾移住に際して、全ての緑たちを持って行けないので幾つかを処分しました。残った緑たちから「手元に残し育て続けたい」と考え選んだのが、《ビカクシダ(別名:コウモリラン/ウラボシ科のシダ植物)》と《チランヂア(別名:エアプランツ)》たちです。元々は移住前に旅行した台湾で見かけてから大好きになった植物であるということ、そして広く生息している品種ならば「台湾(と日本両国)の検疫所を通過しやすく、破棄されることはないだろう」という考えからでしたが、実際には空港で一部破棄されたことも……。(泣)

沸る緑の血

経験と知識不足で痛めてしまっても

  渡台1年目──。これまでの人生で経験したことのない日差しと気温湿度に、日本で培った僕の管理方法は通じませんでした。また中長期的に日本へ一時帰国することもあり、その時はどうしても天候次第、まさに「運を天に任せる」形になります。乾燥だけでなく、逆に水分量の調整を誤り蒸らせ腐らせてしまうこともありました。
そうしていると「可哀想なことをした、もう緑たちには触れない」と思います。が、日常的に目にする見事なビカクシダや、手の届く価格で販売されている希少品種などを見てしまうと、僕の中に流れるDNAという名の緑の血がフツフツと沸(たぎ)ってきます。「やはり自身の手で育てたい!」という衝動を抑えきれなくなってしまうのです。

やっと出会えた、金童!

  そんなある日、SNSで《金童P.willinckii Golden Boy)》と呼ばれる希少品種のビカクシダが個人間で、しかも自宅近くで売買されていることを知り、その一株を譲り受けました!!
こうして直接コミュニケーションを取り購入すること、《板付け》と呼ばれる壁に植物を飾るための加工を施すなんてことは、今では日常の一部となりました。釘一本、テグスひと巻き、水苔一袋を購入するなんていうほんの些細なことに、必要以上に多くの時間を費やし、汗や涙(?)を流していた3年前が懐かしいですネ。
  台湾で暮らしていく上での環境や住居などの関係もあり、以前ほど大量かつ多種の緑たちは持てません。品種や個数、大きさを吟味しながら命を大切に預かり、台中暮らしに彩りを添えてもらっています。

それでは、今日はこの辺で。
謝謝大家、掰掰〜!(皆さん、有難うございます。バイバ〜イ!)


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