台湾生活

感動の彩虹眷村(レインボー・ビレッジ)!

哈囉〜!大家好,我是新田岳(ハロ〜!皆さんこんにちは、新田岳です)。
先週末、台湾へ移住する前からずっとずっと行ってみたかった《彩虹眷村》へ友人に連れて行ってもらいました(自宅のある台中市内にあることを知ったのは台湾に住み始めてから)!

彩虹眷村とは

《彩虹(cǎihóng)》とは日本語で「虹」を意味(日本語での読みは「さい・こう」/意味は同じ)します。村一帯にある家の壁面や地面に至るまで広がる多彩色が「彩虹」と呼ばれる所以です。日本では《レインボー・ビレッジ(Rainbow village)》という名称で紹介されています。
人や動物(一部擬人化されたものも)、魚、模様、おめでたい意味を成す言葉や文章などをペンキで描いたのが、今年1月に100歳を迎えられたという“彩虹爺爺(虹のおじいさん)”・“黄伯伯(黄おじいさん)”こと黄永阜さん(写真中座られている方)です。
場所は、台中市の東側・南屯区の長春エリアにあります。彩虹眷村は台中だけでなく台湾を代表する観光スポットだけあって、付近の小学校やコンビニエンスストアにも虹を意味する装飾がされており、到着前からとってもワクワクしていました。

2022年夏の悲しい出来事

昨年7月、台中市から業務委託を受けた管理会社が一部の壁画(面)が塗りつぶすと言う悲しい事件が起こりました。グッズ展開などに関する著作権を巡る問題から引き起こされた事件とのことですが、このニュースは台湾でも連日に渡り大きく取り上げられ、著作者である黄永阜さんは「一生をかけた創作が台無しにされた」とコメントを発表されたそうです。非常に悲しく、残念なことだと思います。

修復され、再開された今の彩虹眷村

事件以前(2022年時点)の彩虹眷村では、黄永阜さんが描かれた壁画から起こしたキャラクター像が置かれたり、実際に使用されたペイント道具を間近で見ることができたそうです。敷地内で展開されていた土産店《虹福號》ではグッズが、売店《藝彩本舗》ではその名の通り多彩な味が楽しめる彩虹冰棒(レインボー・アイス)が販売され、同店舗内には飲食スペースもあったそうですが、現在は修復方法を含めた今後の運営を決めるため試験的に公開されていることもあり、店舗の運営やグッズ販売がされていませんでした(当然のことと思います)。一緒に行った友人は「以前とだいぶ違う」と驚いていたほどです。
とはいえ、今年(2023年)6月1日から参観が再開 され、再び“一生をかけた創作”が見られるようになったことは台湾の人たちだけでなく、海外からの観光客たちにとっても大変嬉しいニュースだったことでしょう!勿論、僕もとても嬉しく多くの場所で写真を撮っていました。
大変残念なことではありますが、塗りつぶされてしまった壁画部分には、デザイナーさんや地元地域の子どもたちによる(黄さんの作品と似合うカラーリングで描かれた)作品パネルや編み物で装飾されていました。

生き生きと描かれた壁画が今まさにパネルの、ペンキの下にあり、いつか本当の意味で修復されることを、そして正しく問題が解決され、より良い形で彩虹眷村が戻ってくることを切に願っています!

それでは、今日はこの辺で。
謝謝大家、掰掰〜!(皆さん、有難うございます。バイバ〜イ!)

【写真:彩虹眷村と彩虹爺爺】

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