台湾生活

魅力いっぱいの、嘉義へ!

  嗨〜!大家好,我是新田岳(ハ〜イ!皆さんこんにちは、新田岳です)。
台湾では春節真っ最中の今年2月19日、ずっと訪れてみたかった《嘉義(Jiāyì:ジャーイー)》に出かけました。自然や歴史、そしてグルメと魅力の多い地域として有名な嘉義。台鐵・嘉義站を中心に、観光を楽しんできました!(以下:站は「駅」と表記)

嘉義とは

  台湾の中西部に位置する嘉義県の都市・嘉義。僕が住む台中市と台南のほぼ中間に位置しています。台湾有数の景勝地である阿里山の玄関口であり、日治時代(1895〜1945年)には林業や鉄道を中心に発展しました。

歴史的建築物である、嘉義駅が見たい!

  外観が黄と白を基調としたモダンなデザインの嘉義駅舎は、1933年に建てられた歴史的建築物です。この日初めて下車しましたが、このプラットフォームは既視感があります。そう、台南駅にとてもよく似ていて、僕はこの雰囲気が大好きなのです!
しかし現在──、嘉義駅の至る所で工事が行われ、大規模な高架化プロジェクトが進行中!この歴史ある駅舎を残しながら、その背後に新しい高架駅が整備されるとのこと。高架駅は、当初2026年完成とのことでしたが、現在は2029年前後まで延びているそう。

  台鐵・台中駅も、1917年に建設された赤レンガ造り(辰野式)の旧駅舎が整備・公開されています。もしかしたら、嘉義駅も台中駅と同じように整備・保存されていくのでしょう。台南駅でも同様に大規模なプロジェクトがあるようですが……、稼働する駅の、今の姿を見ることができて嬉しかったです。

魅力満載の嘉義

スペシャルティコーヒーの阿里山咖啡が飲みたい!

  阿里山といえば、“高山茶の産地”として有名ですよね。一方で、高品質なコーヒー栽培に適した環境でもあるため《阿里山咖啡》としてもブランド化されています。
今回、僕がお邪魔したのは〈卓武珈琲(Zhuó Wǔ Kāfēi:ジュオウー・カーフェイ)〉さん。実は、阿里山にある珈琲農場さん直営のカフェなんです!多様な高品質コーヒー豆を提供されており、僕も幾つか豆やドリップパックを購入しました。店員さんが本当に素敵な方々なので、次回はゆっくりとお邪魔したいですね!

審美眼で選ばれた器物が並ぶ、古道具店へ

  次に向かったのは、嘉義を代表する古道具店のひとつである〈舊美好.生活器物.古道具〉さんです。建物は、日治時代に建てられた100年近い木造家屋。中には、台湾や日本を中心に集められた生活道具が並びます。当日は春節中で、予約もせずに入店できるか心配していましたが……、少しの時間、店内を見せていただきました。
凛としながら、でもどこか心落ち着く空間。どのくらいの時を刻み、どんな人たちに愛され、今ここに佇むのか。そんな美しい古道具たちに、しばらく時間を忘れて見惚れていました。

台灣花磚を求めて

  花磚(Huāzhuān:ホァージュアン)とは、日治時代に日本から伝わった《マジョリカタイル》のこと。〈台灣花磚博物館〉では、1915年から1935年頃に台湾の住宅や商店で使われたマジョリカタイルを展示、またその背景にある台湾の建築文化や暮らしも併せて紹介している施設です。館内では、各所に日本語も表記されていますので、日本人でも理解を深めることができるのは嬉しいですね♪

台灣花磚博物館

  ヨーロッパで生まれたマジョリカタイルは、日本を経由し、台湾へと伝わりました。その後、台湾各地の住宅で広まりましたが、戦後に建築様式が変わったことや製造コストといった幾つかの要因から、その姿を消していきました。しかし、近年、ボランティアたちの「台湾における建築文化の一部が失われてしまう」という想いから、台湾各地にある古い家屋と一体化しているマジョリカタイルを一枚一枚丁寧に“救い”出し、時に修復すると言う保存活動が始まります。そうして集められたタイルを保存・公開するために設立されたのが、同館。なんとも素晴らしい取り組みです!

非常に繊細で、色鮮やかなマジョリカタイルたち。その多様なデザインを使用したカードやバッグ、文具にコースターといったグッズも販売されています。かく言う僕も《喜上眉梢(意:幸せに満ちあふれている)》という吉祥文様のコースターを購入し、自宅に飾っています。

台湾の歴史の一部として保存される建物たち

  ふと、建物自体に目を向けてみると──。外観は洋館風ながら、中はしっかりとした檜(ヒノキ)の木造建築であることが分かります。こちらも、日治時代(1938年)に木材商によって建設された歴史的建造物と言います。圧巻の美しい展示を見ながら、随所に“人の暮らし”が感じられる訳ですね。

こうして見ていると、台湾の人々にとって、古い建物は単なる建築物ではないように思えてきます。“台湾が歩んできた歴史”、“紡いだ文化”、そして“人々の暮らし”を大切に思うからこそ、今もなお再生・保存されるのではないでしょうか。これは、嘉義だけでなく台中も、いえ、多様な時代を経験してきた台湾全土がそうでしょう。家族や仲間を大切にする台湾の人々ならではの特徴──、そんな風に感じた日となりました。

それでは、今日はこの辺で。
謝謝大家、掰掰〜!(皆さん、有難うございます。バイバ〜イ!)

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