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改めて見知る日本

  嗨〜!大家好,我是新田岳(ハ〜イ!皆さんこんにちは、新田岳です)。
昨年末から新春にかけて、日本の関西から福岡へ。4月上旬から中旬に掛けて、関東と福岡に一時帰国をしていました。僕にとっては、関西も関東も数年間住み、大変馴染みのある土地ですが、まだまだ見知らぬところが多いのも事実です。

桜の花びらが舞う東京へ

  イラストレーターを志すならば、メディアが集中する場所で仕事や暮らしがしてみたいと15年という月日を暮らしていた東京。レンタカーや電車で、当時の自宅近くを通ると日々通っていたスーパーマーケットやお気に入りだった雑貨店や園芸店、見慣れた植物が茂る近所の公園などが多くの記憶と共に目に止まります。
そして今回、人生で初となる富士山は山中湖付近のホテルに宿泊しました。タイミングよく天気にも恵まれ冠雪した白い富士山と青空とのコントラストや、夕日に染まる富士山と山中湖も素晴らしかったのですが、月明かりに照らされ静かに姿を見せる富士山もまた美しいものでした。

2025年春の日本旅行

台湾の友人たちの感覚や目を通して

  自分が生まれ育ち、フリーランスのイラストレーターとして、グラフィックデザイナーとして、多くの人とのご縁をいただきながら作ってきた環境があり、家族をはじめ、幼い頃からずっと繋がっている友人たち、同業の仲間たちもいる「日本」。自分が求めるものを探し買ったり、誰かに何かを尋ねたりすることも何の苦もなく、ただただ思いのままに、自然に実行できる環境がそこにはあります。
  日本在住時には特に意識することのなかった“身近にあって然るべき”と捉えてきた多くの美しさや素晴らしさを持った日本のモノコト。そうして捉えてきたが故に気がつかなかったことを、今、観光という短い時間の中で台湾の友人たちの感覚や目を通して教わり、改めて見知ることができています。

僕にとっての台湾

  外国人として入国して居住する、暮らすということは文化や言語の違いだけでなく、時によっては大きく改正されるその国の法律や制度に準じて、つどつど対応していく必要や、それによる不便さも生じます。
移住を決めた3年前に思い描いていた、外国・台湾での暮らし。実際に暮らしてみると、当時描いていたイメージとは大きく異なる部分がありました。友人たちからは今でも「よく決意、移住したな」なんて言われることがありますが、この国の人々が育んできた自然や文化、言語、僕がまだ見知らぬ風景、そして創作物や味たちを知る面白さがここにはあります。また何よりも、台湾の人々の時に力強く、時にいい具合に抜けたパワーから感じる居心地の良さは、僕にとって台湾で暮らす大きな理由のひとつです。

福岡県糸島市・白糸の滝にて

  そして──。海外はおろか国内旅行すら殆どしてこなかった僕が、たった3度足を運んだ台湾へ移住を決めたのが3年前。今となっては、福岡空港を離れる寂しさよりも桃園空港や台中駅に着いた時の安堵感が優っているのは自分自身でも、本当に不思議です。(笑)

それでは、今日はこの辺で。
謝謝大家、掰掰〜!(皆さん、有難うございます。バイバ〜イ!)


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