母が遺した指輪をそっと仕舞っておくのではなく、石をなんらかの形に変えて僕が身につけたい。
では、何になったら無くすリスクが少ないかと思った時に考えたのがピアスでした。友人たち曰く「無くすこともあるし、小さい分見つかりにくい」とのことですが“それでも”身につけたいと思ったのでした。
小さな変化を楽しむ
場所が場所だけに自分ではよく見えない上に躊躇して半端な状態になっても怖いと、友人に頼みピアッサーであけてもらってから2週間。本来であればもう少し待たないといけないようですが、ピアッサーに付属していたファースト・ピアスは外し、今は母が愛用していたシンプルなピアスを常用しています。
指輪のダイヤモンドはどこかのタイミングでピアスへとリフォームするまで大切に保管しつつ、常用しているこのシンプルなピアスも僕にとっては大切なものになっています。
他者に流れずに自分に問い信じて動くことは割と勇気が要ることですが、40歳を過ぎての今更ではありますが……それを楽しみたいと思います。